家の傾きラボ/KENGOSHOUSYA






石川県羽咋郡H様邸 柱の沈下修正工事
地震の影響で建物がズレて束石から柱が外れて沈下している物件でした。工法は曳家工法で行いました。柱縛りによって柱を一時的に持ち上げ、宙に浮かせた状態で新しい基礎を構築する作業は、構造理解と荷重管理が欠かせない高度な工程です。まず専用の治具で柱を確実に固定し、建物全体の荷重を受け止めながら数ミリ単位で慎重にジャッキアップします。柱を安定して浮かせたまま、既存地盤を掘削し、鉄筋を組んだ新設基礎を打設するんです。鉄板を天端に敷いて十分に養生した後、柱をゆっくりと基礎へ降ろし、位置精度や沈下の可能性を細かく確認しながら固定します。荷重バランスの乱れや柱の変形を防ぐため、専門的な計測と管理が求められる難しい作業なんです。
北海道 WG倉庫土間 沈下修正工事
北海道で延べ1000㎡の倉庫土間を修正した現場です。現場管理と応援で入りました。最大14cmの沈下を是正するため、1ヶ月にわたる長期出張での施工になったんです。遠方ゆえに薬液の調達に中2日かかるため、数量の読みが非常に難しく、注入計画の精度が求められました。実際には土間下の空隙量が想定より大きく、薬液の注入量が当初予測を大きく上回る結果になりました。広い面積を均一に持ち上げるため、毎日のレベル計測をもとに注入圧と反力を細かく調整し、ギリギリの工程管理で進める必要があったんですよ。最終的には全域のレベルを安定させ、倉庫としての安全性を回復できた現場でしたね。
石川県輪島市 K様邸 沈下修正工事(建物一部の修正)
輪島市で驚く状況の物件に出会いました。内部の畳と床板を撤去すると土が大きく陥没し、基礎の一部が浮いている状態が確認できました💦 該当箇所は約7cm沈下しています💦 今回は建物全体のレベル修正ではなく、費用対効果を重視した部分的な是正を行う方針になりました。建物の基準となる−14mmの柱位置を基点にレベルを合わせ、周囲とのすり合わせを丁寧に進めました。外周部については今後の沈下を防ぐため『鋼管杭圧入工法』を採用し、支持層まで確実に到達させることで建物の安定性を確保し ています。基礎が浮いている状況は構造的リスクが高いため、適切な工法選定と精度管理が欠かせない施工でした。
石川県羽咋郡 Y様邸 沈下修正工事
今回の曳家工法の柱上げ現場では、玄関から縁側へ続く通りの柱が大きく沈下し、束石から今にも外れそうな危険な状態でした。外部から建物を見ると屋根が波打つほど変形しており、沈下の進行が明確に分かる状況です。柱縛りによって一本ずつ順番に持ち上げるのですが、複数の柱を一気に上げると躯体が破損するため、1cmずつ慎重にジャッキアップしては養生を行い、隣の柱も同じように1cm上げては養生する工程を繰り返しました。こうした細かなステップを積み重ねることで、構造体に余計な応力を与えず、安全にレベル修正を進めることができました。曳家工法ならではの精度管理が求められる難しい施工です。
石川県輪島市 S様邸 沈下修正工事 鋼管杭圧入工法
今回の現場では鋼管杭圧入工法を採用して施工を進めました。本来であれば隣接建物との距離が近く、重機の進入や掘削スペースが確保できない状況でしたが、隣地が被災し公費解体されたことで外部からの掘削が可能になりました。バックホーで掘削を進めましたが、地下水が非常に多く、毎日が排水との闘いです💦 地盤が低く周囲の水を集めてしまう性状のため、安定した作業環境を確保するのに苦労しました・・・。もし鋼管杭ではなく耐圧板工法を選択していた場合、反力が得られず沈下抑制が難しかったと考えられます。支持層まで確実に到達できる鋼管杭を選んだことで、建物の長期的な安定性を確保できた施工です。
施工実績のご紹介
